なんだか哲学のような今回のタイトルですが、私はこの言葉を知ったときに「ああ、そのとおりだなあ…」と深く感心しました。
信じることで真実になる
私たち鍼灸師の仕事は、ある意味宗教のようなものです。
(同業の方、すみません。あくまでも私個人の考えです(m´・ω・`)m ゴメン)
例えば、『○○というツボは××に効果がある!』
というように習います。
研究者タイプの鍼灸師であれば、いろんな方法を追求しそれ以外の方法や、なぜ○○が××に効くのか根拠を探したりしますが、ただ学校の勉強を身に着けただけの鍼灸師はその習ったことを信じて疑わず、患者(お客)様にそのままお伝えすることがほとんどです。
私はたまたまこの研究者タイプの恩師の元で鍼灸を勉強することができたので、物事を多面的にみる癖がついたのですが、そうでもなかったら理由もわからず「これはこういうものです!」と根拠もなく言い切ってしまっていたように思います。
意外と身近にある自分にとっての「普通」や「常識」
こんな自虐のような例を出してはいけないのですが
みなさんも日常でこんなことはありませんか?
例えば・・・
我が家では普通の出来事なのによそのお家では驚かれたこととか
パートナーとの同棲で考えや生活の違いを知るとか
TVで専門家が話していたことを信じ、自分の中でそれが常識になったり
病院の先生の話にショックを感じてしまったり…。
地位や知見のある人が話している事に正しさを生んでしまい、それが自分にとって当たり前や真実となり、その他の理由や現象を否定、もしくは受け入れることができなくなってしまいます。
それは悪いことではないし、余計なことを考えずに他のことに時間を有効活用できますから、良いことだとも思うのです。
しかし自分にとって病気や不都合など、ネガティブな状態が起こったときには非常に厄介です。
自分にとっての不都合をどう解釈するか
これまでの臨床経験から多くのお客様とお話してきました。
その中で気が付いたことがあります。
私たち鍼灸師がいくら勉強して経験を積んで「達人」の域になっていたとしても、鍼灸師が経験則から勝手に諦めていたり、お客様や鍼を受ける方の考えに光ある希望がなければ施術の効果がうまく発揮されず、どちらにとっても不利益な時間になりえること。
私たち鍼灸師は固定概念に縛られず色んな考えを持ち、目の前のお客様が抱える不安と向き合い現在の状況や本人に希望を与えてなければと思うのです。
そしてお客様自身も施術者や技術に心を開いてもらえたときに、すこしでも自分自身や現状に希望を持ってほしいと思います。
・・・あ、熱くなりすぎてめっちゃ脱線しましたねw
決してきれいなことを言いたいわけではなく、信じる力や希望を持つことで現象が変化していくことは確かです。これは量子力学の考えにもありますが、意識・観察によって予測とは違う現象が起こることがこの世にはたくさんあるのです。
私が担当するお客様には施術中「ここを意識をしてください、呼吸に集中してください」と伝えます。それにはこの量子の考えがあるからです。
そこで今回の題『真実は一つ、解釈は無限』に戻ります。
解釈をあえてネガティブにしない
私自身「真実は一つ」だとも思っていないのですが、世の中には理論や方程式で説明できないことがたくさんあります。
年齢を重ねていろいろ経験していくうちに固定概念ができてしまうのは致し方のないことです。しかし自分のことは自分が決めていいですから、自分にとって不都合な未来は描かずポジティブな解釈をおこせるようにしていきましょう。
相談をされたい方は公式ラインにて、お気軽にお問い合わせください。
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