
自律神経とは?
自律神経とは?
私たち人間には、働くための神経を「交感神経」休むための神経を「副交感神経」という、日常生活を行うために重要な神経があります。この神経を【自律神経】と呼び2つの神経の働きが乱れたことを「自律神経の乱れ」と言っています。
自律神経の働き
<交感神経=働く神経>

<副交感神経=休む神経>

私たちが行っている朝に目が覚めて活動し、夜に眠くなり体を休めるこのリズムは自律神経がバランスよく働いてくれているおかげです。
自律神経が乱れる原因
日常生活をバランスよく行うために必要な自律神経ですが、普通に過ごしているはずなのになぜ乱れてしまうのか。身近な例をご紹介します。
| 不規則な生活
自律神経は、食事や睡眠、朝晩の変化に合わせてリズムよく働いています。朝は交感神経が活発になり、夜は副交感神経が活発になります。よって、昼夜逆転したり食事が不規則になることでそのリズムが崩れ自律神経が乱れる原因になります。
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| ストレス
自律神経の乱れはストレスが多くかかわっているといわれています。ストレスを受けると一時的に防御反応が出て身体を守ることができますが、長期的なストレスは身体が処理できず自律神経が乱れやすくなります。

| 季節の変わり目
わたしたちの身体は気温や町の空調、湿気などに対して身体に負担がかからないように自律神経が対応しています。外の暑さから室内の寒さ、梅雨時期の長期の湿気などにより自律神経が乱れることがあります。
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| 更年期などのホルモンバランス
更年期を迎えた女性は卵巣機能が低下し脳の司令塔から女性ホルモンを分泌するように指示をしても卵巣にうまく指令が届かず、必要以上のホルモンを出すように指令を出してしまいます。これにより自律神経も一緒に乱れやすくなります。
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自律神経のセルフコントロール

1. ストレスの解消 2. 生活リズムを整える 3. 心の余裕を取り戻す
自律神経ときくと、とても難しいように感じてしまいますが今の生活スタイルが「本来の自分らしさ」から離れてしまったときに、自律神経の乱れが起こっているように感じます。自分の好きだったことや趣味の時間よりも、家庭や仕事を一生懸命やってしまった結果、自分のリズムが乱れて身体に現れます。
自律神経の乱れを感じたら、自分の生活スタイルを一度見直し、休息や身体を労わる時間をつくれるといいでしょう。
自律神経とはりきゅう

1. ツボの効果 2. 東洋医学の考え 3. 全人的医療
ツボとは経穴と呼ばれ、全身に361つあり身体の様々な症状に効果があるとWHO(世界保健機構)で認められています。また東洋医学は気・血・水の考えがあり、この3つのバランスが崩れたときに心身の不調が現れるとされています。病気を身体から取り除くと元気になるという西洋医学に対して、東洋医学は元気であれば病気にはならないという考えです。
病院では不定愁訴と呼ばれてしまう自律神経の不調に対して、当院の鍼灸では環境の変化や年齢、ストレスや食生活などから分析し、その人のあったツボを選択。自律神経が乱れてしまった原因を探し、体質を改善。自律神経の回復を促します。